海老名の歴史に思いを馳せる 逸品No.001「海老名いろはがるた」
- 取扱店
- ロリアン洋菓子店
目次
- 海老名の歴史を紐解くお菓子の詰め合わせ
- 女性スタッフの一言が誕生のヒントに!
- 海老名市に伝わる物語をモチーフにしたお菓子
- 商品開発する上で苦労している点はなんですか?
- 楽天市場でも大人気ですね!
ネットショップへの出店はどんなきっかけがあったのでしょうか? - ネットショップ運営のコツ・成功の秘訣があれば教えてください。
- ネットショップを運営してみて感じたメリットとデメリットは何ですか?
- ネットショップの集客は難しいということですが、
特にここは力を入れているという集客のポイントを教えてください! - 全国のデパートや催事にも出展していますが、きっかけは何だったのでしょうか?
- 年に何度も催事に呼ばれるロリアン洋菓子店さんですが
催事に呼ばれて嬉しかったこと・良かったことはありますか? - ロリアン洋菓子店さんから見た海老名の魅力とは何ですか?
- 地元のお客さまと付き合っていくためには地域とのつながりも大事だと思います。
地域とうまく関わっていくコツはあるのでしょうか? - 海老名で起業をしようと考えている方へのアドバイスを一言お願いします。
- 編集者のひとこと
海老名の歴史を紐解くお菓子の詰め合わせ
ロリアン洋菓子店(海老名市東柏ケ谷)から、「海老名いろはがるた」を紹介します。
「海老名いろはがるた」は、箱を開くと海老名の歴史を紐解きながら楽しめるお菓子の詰め合わせ商品です。
海老名の文化財や歴史、昔話や物語をモチーフにした海老名郷土かるたとお菓子をリンクさせるというコンセプトで作られています。
女性スタッフの一言が誕生のヒントに!
お客さまから「海老名のお土産に最適なお菓子ってないの?」と言われたことがきっかけで、女性スタッフが中心となって企画を出し合っていた際に、「海老名郷土かるた」の話題がヒントとなり完成したそうです。
かるたの枚数全部を網羅しているわけではないですが、それぞれのお菓子のモチーフとなっている史跡、物語を市役所に行って資料を調べたり、お寺に取材に行ったりして一つ一つ商品化して完成した商品です。
海老名市に伝わる物語をモチーフにしたお菓子
それぞれのお菓子は、ただ作ってそこにパッケージを載せただけではなく、調べたり、取材してきた話を基に一つ一つどんな「形」や「味」にしようかということを考えて作りました。
例えば、「尼の泣き水」は、海老名市に古くから伝わる昔話「尼の泣き水」が題材となっています。
その昔、尼さんが悲しい恋をして涙を流したという伝説をもとに、尼さんの涙をイメージさせるお菓子をメレンゲで仕立てられています。
このように、商品一つ一つに物語をリンクさせているところがこだわりのポイントです。
ロリアン洋菓子店さんに聞いてみた
商品開発する上で苦労している点はなんですか?商品開発の上では、企画側と製造側の折り合いをつけていく部分で苦労がありました。企画側では、「こういうイメージで!」「こういう味覚で!」と考えたとしても、製造側で「ここは手をかけないといけない」「こうすると材料費が多くなってしまう」と商品一つを取ってみても、「商品」にするまでの過程が大変でした。
企画側だけが上手くいってもダメで、製造側の持っている理念は尊重しないといけないです。ですが、企画と製造の案を試行錯誤した末に出来るものは良いものに仕上がります。なので、企画と製造の調整が最も大変な部分ですが、最も大事な部分でもあります。
楽天市場でも大人気ですね!
ネットショップへの出店はどんなきっかけがあったのでしょうか?
昔は商店街の集客力がすごくて、あまり努力をしなくても集客ができていました。しかし、商店街でもシャッターを閉めてしまう店舗さんが増えてきて、商店街がなくなってくると、今までの集客力はなくなり、「独自で実店舗だけでやっていくとなると商圏が狭くなってもったいない!」と思ったことがきっかけでした。
何十年も続いたお店なので、このまま知られずにいるのはもったいないなという思いもあり、お店の味をもっともっと広くお客さまに知ってもらうために商圏を広める手段としてネットショップを開設しました。
最初は全くパソコンの使い方も分からいところからのスタートでしたが、「周りがやっていないときからやり始めないと生き残れない」という考えもあり、地元のIT会社さんに教えてもらって少しずつやり方を覚えていきました。
ネットショップ運営のコツ・成功の秘訣があれば教えてください。
15年前ぐらいはまだネットショップが目新しくもあって、大手も競合も少なかったので、値段を抑えてのお試しセットなどを出して売り上げを伸ばすことが比較的簡単にできていました。
しかし、最近ではネットショップも増え、大手も参入してきています。大手は値段をグッと下げて薄利多売で進めていけますが、中小企業はそういうわけにはいきません。対抗してしまうとやっていけないので、大手とは別の道を見つけることが重要でした。
私たちが見つけたのは、大手ができない細かい対応を一番にできるようなお店作りを心掛け、「お客さまとのつながりを大事にする」ということに気を付けて対応してきました。そうすると、自然とお客さまも付いてきてくれるので、一発勝負にならず、長いお付き合いのできるお客さまが増えていきました。
元々、実店舗を長くやっていたということもあったので、接客のノウハウはありました。なので、自分たちが持っている武器をそのまま使えたということも大きかったと思います。
ネットショップを運営してみて感じたメリットとデメリットは何ですか?
まずメリットとして、実店舗の方がお客さまと深くつながれるイメージが強いですが、ネットショップの方がメールでのやり取りや画像のやり取りなど回数を多く重ねることもあり、深くつながれるので、かなり濃い関わりが持てるという点があります。
次にデメリットとなる部分は、お店とお客さまの間にどうしても「配送」という手間が入るので、中には破損したり、配送先を間違ってしまったりということも出てきてしまいます。実店舗であれば、間違えたらすぐに取り換えられますが、その距離感があるため気を付けないといけないし、食品ということもあるのでさらに気を使って大変な部分はあります。
集客の面でも、ネットショップでは実店舗と違う難しさがあります。
実店舗の場合は、ショーケースに商品を並べれば、それだけでもアピールすることができます。しかし、ネットショップの場合だとページにどれだけ情報を盛り込むか、検索のキーワードをどうするかなど、全く別のスキルが求められてきます。
ネットショップの集客は難しいということですが、
特にここは力を入れているという集客のポイントを教えてください!
特にメルマガには、すごく注力しています。メルマガの時代は終わったといわれますが、まだまだ終わっていないと思っています。
商品を買ってもらうことを目的とした「売るメルマガ」ではなく、何気ないことから読んで飽きないことを心掛ける「読んでもらうメルマガ」を配信できるように注力しているので、待ってくれている方も少なくありません。
週に2回の頻度で、ずっと同じペースを守って配信するように心がけています。メルマガを続けるためにも作業分担をしており、受注や梱包、発送などはスタッフにお願いしてやってもらい、メルマガやページの改善などに注力できるようにしています。
洋菓子店なのでお正月やバレンタイン、ハロウィンなどのイベントもあってネタに困らないということもありますが、週2回のメルマガも15年ぐらいずっと続けて今ではもう慣れてしまいました。
全国のデパートや催事にも出展していますが、きっかけは何だったのでしょうか?
きっかけは楽天市場のうまいもの大会に出店したことがきっかけでした。1回目の出店で手ごたえがあり、自分で百貨店のバイヤーさんのところへ、「こういう商品を扱ってるんですけど・・・」とケーキを持って行き、「これぐらい売ります!」と営業に行ったりしました。そんな中で結果が出せたところは、今でも続けて出させてもらえています。
駆け出しの頃は、年に2~3本程度でした。しかし、「良いもの、おいしいものはこっちからアピールしないと、待っていてもお客さまは来てくれない!」という思いと、もっと催事での出展を増やしたいという思いもあり、積極的に自分で営業に行きました。
最近では、うれしいことに評価してもらうことも多くなったので、声をかけてもらえているので自分からの営業はほとんどしていません。
契約してる販売店もあったり、イオンさんには常設で卸させてもらっています。
年に何度も催事に呼ばれるロリアン洋菓子店さんですが
催事に呼ばれて嬉しかったこと・良かったことはありますか?
私たちは生産を店舗のみで行なっていて、催事への出展の際も店舗で生産します。自社生産・自社配送にこだわって、遠方での催事には冷凍で送って販売するようにしています。
そういったこだわりもあり、生産や配送が大変ということもあるのですが、定期的に催事に行くと顔馴染みのお客さまも来てくれてたりしています。
また、百貨店で買ってくれて、おいしかったからと、後でネットショップで買ってくれるお客さまもいるので、催事の後は少し売り上げが伸びます。こういった点は、百貨店の集客力に助けられている部分でもあるので、うれしい点でもあります。
12月は催事をお休みして、百貨店にクリスマスケーキを納めていますが、このつながりも催事でお付き合いがあるから納めさせてもらっていると言えます。
ロリアン洋菓子店さんから見た海老名の魅力
ロリアン洋菓子店さんから見た海老名の魅力とは何ですか?いい意味でいい具合に「新しいもの」と「古いもの」が共存していることです。
商品の紹介でも挙げさせてもらった「海老名郷土かるた」に伝わるお話や文化財も多く、地元の方もたくさんいらっしゃいます。
店舗に来る方は、場所がら周辺地域の方もよくいらっしゃいますし、昔から来ている方も今では3代続いて常連さんというお客さまもいらっしゃいます。
地元の方だけではなく、新規で移り住んでくる方もいらっしゃいますし、都市開発も進んでいて賑わってもいます。
地元のお客さまと付き合っていくためには地域とのつながりも大事だと思います。
地域とうまく関わっていくコツはあるのでしょうか?
例えば、地元の小学生や中学生の職場体験を取り入れることも積極的に行なっています。
地域の方にこの仕事ってどんな仕事なのかを知ってもらいたいですし、将来職人になりたいと思ってくれる子も出てくるかもしれません。また、街にこういう会社があるんだなと知ってもらうきっかけにもなればいいなと思っています。
職場体験以外にも、商店街の時からのイベントを近所の音楽教室と共催したりしています。私たちは「ケーキ」で、音楽教室さんは「音楽」で地域の方にちょっとした贅沢な時間を過ごしてもらうようなジョイントコンサートを年に4~5回行なっています。
そこには、商店街の他の店舗さんも参加して、パン屋さんは一緒にバイキング形式で提供したり、クリーニング屋さんは洗濯のワンポイントアドバイスをしたり、マッサージ屋さんはハンドマッサージを提供したり、花屋さんは帰り際に花を1輪プレゼントといったそれぞれの店舗の特色を出したサービスで、お客さまに楽しんでもらうようなイベントにも参加しています。
海老名で起業をしようと考えている方へのアドバイスを一言お願いします。
いかにお客さまと深く繋がれるか、コミュニティの場を作れるかということ。
そのためには、地域のことを知っていく必要があるし、積極的な取り組みも時には必要になってきます。
地域の商店街や商工業のグループ、地域の商工会議所に参加することも横のつながりがあるので、広がりもあります。
海老名商工会議所さまにも助けてもらっています。
さらに、いかに価値を伝えていけるかも重要です。
今はFacebookやTwitterなどのSNSといった「伝えるツール」があります。それらを取り入れながら、ファンを増やしていくこと。
「このお店から買う」というよりも「この人から買う」という距離感を持つことも大事です。
編集者のひとこと
「黄金のモンブランロール」で有名なロリアン洋菓子店さんに、このような商品があることを正直初めて知りました。
海老名郷土かるたから、海老名市の歴史的なストーリーを思いながら食べることができる、まさに海老名の郷土品だと思います。
商工会議所の活動にも積極的に参加されており、多くの人に愛される、地域で頑張るお店というのが、ロリアン洋菓子店さんの印象でした。
これからも海老名の商業を引っ張っていく、海老名の自慢のお店であり続けてもらいたいです。
商品をみんなに教える
会社情報
会社名
有限会社ロリアン
代表者名
小島 将勝
TEL
046-231-1610
FAX
046-231-1610
郵便番号
〒243-0401
住所
神奈川県海老名市東柏ヶ谷2-2-40
アクセス
さがみ野駅から徒歩8分
商品開発の上では、企画側と製造側の折り合いをつけていく部分で苦労がありました。企画側では、「こういうイメージで!」「こういう味覚で!」と考えたとしても、製造側で「ここは手をかけないといけない」「こうすると材料費が多くなってしまう」と商品一つを取ってみても、「商品」にするまでの過程が大変でした。
企画側だけが上手くいってもダメで、製造側の持っている理念は尊重しないといけないです。ですが、企画と製造の案を試行錯誤した末に出来るものは良いものに仕上がります。なので、企画と製造の調整が最も大変な部分ですが、最も大事な部分でもあります。
ネットショップへの出店はどんなきっかけがあったのでしょうか?
昔は商店街の集客力がすごくて、あまり努力をしなくても集客ができていました。しかし、商店街でもシャッターを閉めてしまう店舗さんが増えてきて、商店街がなくなってくると、今までの集客力はなくなり、「独自で実店舗だけでやっていくとなると商圏が狭くなってもったいない!」と思ったことがきっかけでした。
何十年も続いたお店なので、このまま知られずにいるのはもったいないなという思いもあり、お店の味をもっともっと広くお客さまに知ってもらうために商圏を広める手段としてネットショップを開設しました。
最初は全くパソコンの使い方も分からいところからのスタートでしたが、「周りがやっていないときからやり始めないと生き残れない」という考えもあり、地元のIT会社さんに教えてもらって少しずつやり方を覚えていきました。
15年前ぐらいはまだネットショップが目新しくもあって、大手も競合も少なかったので、値段を抑えてのお試しセットなどを出して売り上げを伸ばすことが比較的簡単にできていました。
しかし、最近ではネットショップも増え、大手も参入してきています。大手は値段をグッと下げて薄利多売で進めていけますが、中小企業はそういうわけにはいきません。対抗してしまうとやっていけないので、大手とは別の道を見つけることが重要でした。
私たちが見つけたのは、大手ができない細かい対応を一番にできるようなお店作りを心掛け、「お客さまとのつながりを大事にする」ということに気を付けて対応してきました。そうすると、自然とお客さまも付いてきてくれるので、一発勝負にならず、長いお付き合いのできるお客さまが増えていきました。
元々、実店舗を長くやっていたということもあったので、接客のノウハウはありました。なので、自分たちが持っている武器をそのまま使えたということも大きかったと思います。
まずメリットとして、実店舗の方がお客さまと深くつながれるイメージが強いですが、ネットショップの方がメールでのやり取りや画像のやり取りなど回数を多く重ねることもあり、深くつながれるので、かなり濃い関わりが持てるという点があります。
次にデメリットとなる部分は、お店とお客さまの間にどうしても「配送」という手間が入るので、中には破損したり、配送先を間違ってしまったりということも出てきてしまいます。実店舗であれば、間違えたらすぐに取り換えられますが、その距離感があるため気を付けないといけないし、食品ということもあるのでさらに気を使って大変な部分はあります。
集客の面でも、ネットショップでは実店舗と違う難しさがあります。
実店舗の場合は、ショーケースに商品を並べれば、それだけでもアピールすることができます。しかし、ネットショップの場合だとページにどれだけ情報を盛り込むか、検索のキーワードをどうするかなど、全く別のスキルが求められてきます。
特にここは力を入れているという集客のポイントを教えてください!
特にメルマガには、すごく注力しています。メルマガの時代は終わったといわれますが、まだまだ終わっていないと思っています。
商品を買ってもらうことを目的とした「売るメルマガ」ではなく、何気ないことから読んで飽きないことを心掛ける「読んでもらうメルマガ」を配信できるように注力しているので、待ってくれている方も少なくありません。
週に2回の頻度で、ずっと同じペースを守って配信するように心がけています。メルマガを続けるためにも作業分担をしており、受注や梱包、発送などはスタッフにお願いしてやってもらい、メルマガやページの改善などに注力できるようにしています。
洋菓子店なのでお正月やバレンタイン、ハロウィンなどのイベントもあってネタに困らないということもありますが、週2回のメルマガも15年ぐらいずっと続けて今ではもう慣れてしまいました。
きっかけは楽天市場のうまいもの大会に出店したことがきっかけでした。1回目の出店で手ごたえがあり、自分で百貨店のバイヤーさんのところへ、「こういう商品を扱ってるんですけど・・・」とケーキを持って行き、「これぐらい売ります!」と営業に行ったりしました。そんな中で結果が出せたところは、今でも続けて出させてもらえています。
駆け出しの頃は、年に2~3本程度でした。しかし、「良いもの、おいしいものはこっちからアピールしないと、待っていてもお客さまは来てくれない!」という思いと、もっと催事での出展を増やしたいという思いもあり、積極的に自分で営業に行きました。
最近では、うれしいことに評価してもらうことも多くなったので、声をかけてもらえているので自分からの営業はほとんどしていません。
契約してる販売店もあったり、イオンさんには常設で卸させてもらっています。
催事に呼ばれて嬉しかったこと・良かったことはありますか?
私たちは生産を店舗のみで行なっていて、催事への出展の際も店舗で生産します。自社生産・自社配送にこだわって、遠方での催事には冷凍で送って販売するようにしています。
そういったこだわりもあり、生産や配送が大変ということもあるのですが、定期的に催事に行くと顔馴染みのお客さまも来てくれてたりしています。
また、百貨店で買ってくれて、おいしかったからと、後でネットショップで買ってくれるお客さまもいるので、催事の後は少し売り上げが伸びます。こういった点は、百貨店の集客力に助けられている部分でもあるので、うれしい点でもあります。
12月は催事をお休みして、百貨店にクリスマスケーキを納めていますが、このつながりも催事でお付き合いがあるから納めさせてもらっていると言えます。
いい意味でいい具合に「新しいもの」と「古いもの」が共存していることです。
商品の紹介でも挙げさせてもらった「海老名郷土かるた」に伝わるお話や文化財も多く、地元の方もたくさんいらっしゃいます。
店舗に来る方は、場所がら周辺地域の方もよくいらっしゃいますし、昔から来ている方も今では3代続いて常連さんというお客さまもいらっしゃいます。
地元の方だけではなく、新規で移り住んでくる方もいらっしゃいますし、都市開発も進んでいて賑わってもいます。
地元のお客さまと付き合っていくためには地域とのつながりも大事だと思います。
地域とうまく関わっていくコツはあるのでしょうか?
例えば、地元の小学生や中学生の職場体験を取り入れることも積極的に行なっています。
地域の方にこの仕事ってどんな仕事なのかを知ってもらいたいですし、将来職人になりたいと思ってくれる子も出てくるかもしれません。また、街にこういう会社があるんだなと知ってもらうきっかけにもなればいいなと思っています。
職場体験以外にも、商店街の時からのイベントを近所の音楽教室と共催したりしています。私たちは「ケーキ」で、音楽教室さんは「音楽」で地域の方にちょっとした贅沢な時間を過ごしてもらうようなジョイントコンサートを年に4~5回行なっています。
そこには、商店街の他の店舗さんも参加して、パン屋さんは一緒にバイキング形式で提供したり、クリーニング屋さんは洗濯のワンポイントアドバイスをしたり、マッサージ屋さんはハンドマッサージを提供したり、花屋さんは帰り際に花を1輪プレゼントといったそれぞれの店舗の特色を出したサービスで、お客さまに楽しんでもらうようなイベントにも参加しています。
海老名で起業をしようと考えている方へのアドバイスを一言お願いします。
いかにお客さまと深く繋がれるか、コミュニティの場を作れるかということ。
そのためには、地域のことを知っていく必要があるし、積極的な取り組みも時には必要になってきます。
地域の商店街や商工業のグループ、地域の商工会議所に参加することも横のつながりがあるので、広がりもあります。
海老名商工会議所さまにも助けてもらっています。
さらに、いかに価値を伝えていけるかも重要です。
今はFacebookやTwitterなどのSNSといった「伝えるツール」があります。それらを取り入れながら、ファンを増やしていくこと。
「このお店から買う」というよりも「この人から買う」という距離感を持つことも大事です。
編集者のひとこと
「黄金のモンブランロール」で有名なロリアン洋菓子店さんに、このような商品があることを正直初めて知りました。
海老名郷土かるたから、海老名市の歴史的なストーリーを思いながら食べることができる、まさに海老名の郷土品だと思います。
商工会議所の活動にも積極的に参加されており、多くの人に愛される、地域で頑張るお店というのが、ロリアン洋菓子店さんの印象でした。
これからも海老名の商業を引っ張っていく、海老名の自慢のお店であり続けてもらいたいです。